スタッフブログ
知ってる? すが漏れ
愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです。
前回愛知県でも稀に雪が積もるとお話ししました。
突然ですが、『すが漏れ』ってご存知ですか?
もし知ってたら雪おろし経験者や東北、雪国出身の方。この辺りですと岐阜の山間部の出身の方でしょうか?
私は知らなくて、工事をしていて岐阜山間部の屋根屋さんに教えてもらって知りました。
すが漏れの正体とは、
ます屋根に雪が積もります。
あまり積もらなかった。日中暖かくて溶けた。
この場合は大丈夫です。
ではなく、
屋根に雪が積もった。
日中も温度が上がらず更に降り続けた。
更に積もった。
ここで仮に屋根に20センチ積もったとしましょう。
次の日は日中表面だけ少し雪がとけたとします。
それでもまだ18センチ積もってるとしましょう。
夜気温が下がり表面だけ溶けた水分が 夜凍る。
どんな状態かと言うと、屋根の雪の上に氷のフタをされた様な感じになるってイメージ出来るでしょうか? 伝わってなかったらすいません。
そうなると何が問題になるかと言いますと、
家の外より、家の中(2階の天井の上)の方が気温が高くなるので、太陽で照らされる表面より、初め雪が積もった直接屋根材に接している雪からとけ始めます。
溶けた水は雪や氷のフタで覆われており、
上手く排水が出来ず、
雨樋までいかず、
行き場を失った水が2階の天井から漏れてくるって現象です。
雪が積もってるだけに見えて実は中から溶け出して屋根が水没してる様な状態って感じです
もちろん屋根+ルーフィングで二重で防水対策を行っているものの、今時のぺたんこ屋根 緩い勾配の屋根では漏れるリスクは高くなります。
更には南向きの屋根は比較的太陽も当たり溶けるでしょうが、北や日当たりの悪い屋根は特に注意が必要です
雪国では承知の上で屋根の角度や対策をしてるので問題はないと思います。
普段雪に対して馴染みのない地域の方こそ注意が必要です。
この辺りではほぼ気にする事ではないのかもしれませんが、状況によって弊社では屋根に対策を行っております。
※勾配が緩い
※太陽光パネルは設置しない
※屋根が北向き
※日当たりが悪い
など不安と思う場合は設置しております。
同じ物が車にも使われてる止水材です
車は高温、低温下の過酷な状況にさらされるので耐久性は十分です
施工前↓ 屋根の接合部から水が入る可能性がある
施工後↓ 接合部に止水材充填
接合後↓
屋根の先から可愛く止水材が飛び出てますね!
残念ながらこの子は感謝される事がないかもしれません。
ある事の証明は出来ても
ない事の証明は出来ないから
すが漏れが起きなかった =うちはそもそもそんな事にならなかったと思うから
施工せずに すが漏れが起きた時にしか施工すれば良かったと実感できる時はないからです。
感謝される時がおそらくないからせめてブログで褒めてやって下さい!
流行
愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです。
流行語の年間大賞に『ふてほど』 が選ばれましたね!
私は流行りや短縮言葉などにはかなりうといので
なんのことやらさっぱりですが、
新築戸建の外観にも流行は有ります。
家なので毎年コロコロ変わる事はなく、私の体感では15〜20年位で外観のトレンドが変化してるような気がします。
外壁で言えば
昭和ではトタンやリシンなどの吹付
平成はサイディング
屋根材は昭和では瓦やスレート
平成に入ってからはカラーベスト
後半ではガルバリウム鋼板ってイメージです。
最近の外観は屋根はぺたんこで四角い軒の無いキューブ型の形が多いですね。
キューブ型で軒が無いのは
土地も高いし45坪未満の土地に軒を出してたら家が小さくなってしまうので中々出来ないなど有りますが、
1番の理由はソーラーパネルです。
沢山パネルを載せたければ片流れ屋根が最も効率的です。
都心部は義務化になる なんて話もあったり
でも絶対日陰なんだけど、、
マンション建ったんだけど、、、などになったらどうなるのでしょうね?
話を戻して、
片流れ屋根はスッキリとシンプルな外観にもなるので15年くらい前から流行り出したかな ⁉︎
と思います。
だけどこの片流れ屋根は実はとてもトラブルが多いです。
今では流行り出してから年数も経ち、
専用の部材が開発されたり、
トラブルの原因も対策も情報が蓄積されてるのでしっかりと理解してる会社であれば全く心配する事はありません。
弊社では雨漏りになりうるであろう部分を二重三重と徹底的に対策を施しています。
中々専門的な事なので説明するのは難しいですが、
この様に(屋根の下の黒い部材)専用の部材を入れてます
ここから更に手を加えますが企業秘密にしておきます。
いくら地震に強い家を造っても水が入れば木は腐りシロアリに喰われ強度は失われます。
お施主さんが気づく頃は手遅れです。
一つ一つを丁寧にしっかりと
これが我々の責任です
住宅を決めるポイントはみんな違う
愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです。
新築戸建を検討してる方はそれなりの覚悟ですよね。
地元に建てる方や第2の故郷選び、額面的にも。
人生最大の決断の時かもしれません。
勤務先の関係上、交通利便性、学校、補助が手厚い市町村、受け継いだ土地がある人、生まれ育った地元が良いなどの 土地優先のケース。
庭があり隣の事を気にする事なく広々と静かな平屋が良い。
など理想のライフスタイルを叶える為に土地を選ぶ人など、土地選びは身近に感じやすくイメージもしやすい為条件を絞りやすいですね。
それがどうでしょう?
家になるとどうしたら良いかわからない、という方が多いと思います。
逆にあれもこれも!でもあれは要らない など自分に当てはまるプランがない方も。
建築に出来ない事はほぼありません。
そこにどれだけの予算とリスクなどを考えてやるかどうかです。
当社の手掛ける家の根底には家の本質的な事 『家をどれだけ長持ちさせられるか』を大事にしています。健康寿命をどれだけ保ち続けられるか。
これは大工出身と深く関係しています。
リフォームでシロアリに喰われた家を、カビまみれで健康被害にあわれた家を、新築工事中、雨ざらしにされてる家を数々見てきました。
とても悲しい気持ちになります。
実は雨漏りなどは新築工事中の初期不良が結構多いです。初期不良がじわじわと10年かけてやっとわかる事も有るのです。
その時は初期不良と説明されるわけは有りません。だいたいの住宅会社が使う言葉は決まっています。「お客さんのメンテナンス不足です」と、、、。
当社の強みの一つに納まりを考えた人が作業もする、又は管理しています。修繕工事もするのでどうすれば誘発しないかもわかるのです。
基本的には一軒集中型、工程を調整して他の現場と被らせて進める事も有りません。
住宅展示場行ったけどよくわからないし なんだかなぁと思った方や、あれはやりたいがこれは要らないなど自分に当てはまるプランがなかった人までまずはお話をお聞かせて下さい!
タイミングが良ければ現場見学会に遊びに来て下さい!
工事中の現場を見に来て下さい!
他の工事現場にも行き弊社と違いを比べて下さい!
真剣に向き合って一軒、一軒大事にしています。
家は人生で一番長く過ごす場所です。人生において一番安心できる場所です。そして何より一番高い買い物です。良い家は人生を豊かにします。ゆっくり、じっくりパートナーをお選びください。
正解率30%以下⁈ クイズ屋根の温度
愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです、
真夏時、車を乗る時の車内温度、サンシェードを忘れた時のハンドルの熱さ、海水浴の砂浜の熱さがやばいですよね、サンダル無しでは歩けません。このように太陽に恐ろしさを感じた事はないでしょうか?
家でも同じ事が起きており、実際屋根の温度は何℃くらいになってるのか?気になった事が無い人も予想してみて下さい!
屋根の材料は瓦、カラーベスト、ガルバリウムなど様々ですが種類によって屋根の表面温度は変わります。
今回の屋根温度測定値は屋根材を施工する前、屋根のベニア(野地板)に防水シート(ルーフィング)を貼った段階での数字なのでほとんどのケースで当てはまる条件下だと思います。
この日は9月下旬だというのに外気温31.1°C 正午。暑いですがもう真夏の温度ではないですね。
さて、ここで問題です。外気温30℃で晴天時、屋根の表面温度は何℃くらいになってるでしょうか?
①50℃
②60℃
③70℃
では実際に屋根の温度を測ってみましょう!
サーモグラフィーでも同じ場所を撮影
なんと正解は③の70℃です!
放射温度計、サーモグラフィ どちらの測定方法でも70℃超えてます。正解出来ましたか?皆さんの想像を超えました!…よね?
真夏の40℃超える様な日は80℃超える、、、なんて事も。屋根屋さんは基本手袋しないと危険です。靴もある程度しっかりした物でないと長時間は辛いです。照り返しも凄いです。 家の中に伝わる温度は屋根材の種類で結構変わります 。実は瓦が1番熱を伝えにくいんです。 色にもよりますが、ガルバリウムは更に表面温度が上がります。
夏快適にする為にはこの熱を室内まで達しない様にしなければなりません。断熱材の施工後であればこの日の条件下であれば屋根下の温度(室内から屋根を測定した時の温度)を外気温度以下にはしたいです。 また、闇雲に断熱を充填すれば良いわけではありません。断熱材の厚みは増えれば金額も上がります。断熱材を充填するに十分なスペースが無い場合もありますし、断熱材施工の前にもなるべく温度を下げる一工夫が必要です。詳しくは書きませんが、断熱材を施工する前の一工夫した対策済みの屋根下測定値を公表しちゃいます。
なんと37.7℃まですでに下がってます!
サーモグラフィーでも40℃以下を表しています!
70℃超えが40℃程に下がってます!断熱材を施工する前にですよ!計画して実行して測定して数値化して本当に意味があったのか確認する。結果が出た時程楽しい瞬間はありません!自分達の考えは正しいと。図面に書いてあるからなんとなくやってる事って結構多いと思います。では図面を書いた人は現場に来た事があるの? 実際どうだったか測定した事あるの?
一生懸命考えた事はどうなったのか?図面に書いてある事が形に出来上がったらどうなったのか?僕はめちゃくちゃ気になっちゃうんですよね。お客様からしたら一生に一回の家づくり。こだわりすぎて「やりすぎ」ということはないと考えるのがAokenです。