スタッフブログ

2024-10-11 09:00:00

正解率30%以下⁈ クイズ屋根の温度

愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです、

真夏時、車を乗る時の車内温度、サンシェードを忘れた時のハンドルの熱さ、海水浴の砂浜の熱さがやばいですよね、サンダル無しでは歩けません。このように太陽に恐ろしさを感じた事はないでしょうか?

 家でも同じ事が起きており、実際屋根の温度は何℃くらいになってるのか?気になった事が無い人も予想してみて下さい!

屋根の材料は瓦、カラーベスト、ガルバリウムなど様々ですが種類によって屋根の表面温度は変わります。

今回の屋根温度測定値は屋根材を施工する前、屋根のベニア(野地板)に防水シート(ルーフィング)を貼った段階での数字なのでほとんどのケースで当てはまる条件下だと思います。

この日は9月下旬だというのに外気温31.1°C 正午。暑いですがもう真夏の温度ではないですね。

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さて、ここで問題です。外気温30℃で晴天時、屋根の表面温度は何℃くらいになってるでしょうか?

 

①50℃

②60℃

③70℃

 

では実際に屋根の温度を測ってみましょう!

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サーモグラフィーでも同じ場所を撮影

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 なんと正解は③の70℃です!

放射温度計、サーモグラフィ どちらの測定方法でも70℃超えてます。正解出来ましたか?皆さんの想像を超えました!…よね?

真夏の40℃超える様な日は80℃超える、、、なんて事も。屋根屋さんは基本手袋しないと危険です。靴もある程度しっかりした物でないと長時間は辛いです。照り返しも凄いです。 家の中に伝わる温度は屋根材の種類で結構変わります 。実は瓦が1番熱を伝えにくいんです。  色にもよりますが、ガルバリウムは更に表面温度が上がります

 夏快適にする為にはこの熱を室内まで達しない様にしなければなりません。断熱材の施工後であればこの日の条件下であれば屋根下の温度(室内から屋根を測定した時の温度)を外気温度以下にはしたいです。 また、闇雲に断熱を充填すれば良いわけではありません。断熱材の厚みは増えれば金額も上がります。断熱材を充填するに十分なスペースが無い場合もありますし、断熱材施工の前にもなるべく温度を下げる一工夫が必要です。詳しくは書きませんが、断熱材を施工する前の一工夫した対策済みの屋根下測定値を公表しちゃいます。

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なんと37.7℃まですでに下がってます!

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サーモグラフィーでも40℃以下を表しています!

 

70℃超えが40℃程に下がってます!断熱材を施工する前にですよ!計画して実行して測定して数値化して本当に意味があったのか確認する。結果が出た時程楽しい瞬間はありません!自分達の考えは正しいと。図面に書いてあるからなんとなくやってる事って結構多いと思います。では図面を書いた人は現場に来た事があるの?  実際どうだったか測定した事あるの?

 一生懸命考えた事はどうなったのか?図面に書いてある事が形に出来上がったらどうなったのか?僕はめちゃくちゃ気になっちゃうんですよね。お客様からしたら一生に一回の家づくり。こだわりすぎて「やりすぎ」ということはないと考えるのがAokenです。