スタッフブログ
マーベックス 澄家 施工編
愛知県大府市を中心に岐阜・三重でも注文住宅の新築やリフォーム、建替え・店舗を手掛ける株式会社Aoken大工スタッフです。
今回は玄人向けの内容の為、細かい解説は無しで進めます。
第一種換気 全熱交換型換気システム
https://www.mahbex.com/product/sumika/
様々なメーカーが出してますが、その中でも給気はダクトレス、排気口は床面でダクト有りの仕様で他社メーカーとは少し違い、アレルゲン物質対策や楽なメンテナンス性などに特化した マーベックス澄家。
気になってる方もいるかと思いますので、参考までに測定値と導入した感想をお話ししたいと思います。
あくまでも私個人の意見ではありますが、採用を検討中の方などの参考になればと思います。
家の仕様としては
※断熱等級6
※ C値0.3㎠/㎡
※サッシ リクシルTW
※日射取得は軒でコントロール
※カーテン ハニカムダブル
マーベックスは熱交換率90%タイプ
オプションのハイブリッドシステム有り
段階的にデータを取りたい事も有り、床下エアコン(暖房のみ)の仕込みはしてあるが、まだ未導入。
施工するにあたり、一番のハードルは土台伏せをする前にマーベックスの施工をする事で、
絶対に機器や断熱ダクトを濡してはいけない事です。
今みたいな根太レスだと土台伏せ後に上棟。
土台伏せから上棟までの約4日間の間で雨が降ったら終わりです。
10m角3000番のブルーシート1枚で継ぎ目なく床養生してもホールダウンなどからどこかしら雨が侵入してくる。
4日間確実に晴れる日をキープするのは難しいし、上棟がずれ込んで工程を組み直すことは極力避けたい。
毎現場採用となればコントロールは無理。
梅雨時なら1ヶ月建てられないなんて事にもなる。
昔1階床が根太組だった頃は上棟後に床をやってたので
土台(大引きはやらない)→上棟→ルーフィング→耐力面材→ブルーシート→基礎断熱→マーベックス→大引き→床伏せ
の順番で進める事にした。
柱を建てた後に大引きは入らないですよね。
確かに大入れだと無理です。
なので後から出来るようにプレセッターなどのピンに変更です。
別に大引きを先にやっても良いのですが、上棟の時に邪魔なのと、基礎内の空気も部屋に循環するので掃除をしやすくする為にです。
それと基礎断熱の注意点。
工事期間中の床下空間は換気される事なくほぼ密室状態。
基礎が濡れてたり打設間もないコンクリートから放出される湿気などで空気を回してやらないと床下がカビる。 雨の翌日に土台、床を貼り塞いでしまえば床下はほぼ湿度100%
工事期間中の数ヶ月の間でカビのツララが出来るほどカビてしまう場合もある。
空調計画やダクト経路などはマーベックスの担当者が図面を作成、提案してくれるので、
床ガラリなど意匠的な事は擦り合わせて理想の形にしていけば良い。
施工自体は特に難しい作業はないが、ダクトを転がした後に大引き、床伏せになるので、ダクトを踏んでしまったり材料で潰してしまわない様に注意する。
最後に床を塞ぐ直前にダクトが潰れてないかしっかり触って確認する。
断熱材が巻いてあるダクトなので潰れてても気付きにくく、黙示確認だけだと不十分である為。
施工に関してはこの辺りにして次回は測定です。

