スタッフブログ

2024-06-06 09:50:00

梅雨時期の現場注意点

名古屋市を中心に注文住宅の新築・リフォームを手掛けるAokenです。今年ももう6月。いよいよ梅雨の時期です。新築の現場ではたくさん注意点があるのですが、その中の一つが「材料の保管方法」です。大切な材料を雨さらしにしておくなんて論外ですが、最近特に大手ハウスメーカーの現場でよく見る現場用の資材収納として下記のような方法で建築資材を管理している会社が増えています。

※㈱ハネマツ様参照

一見すると材料を丁寧に管理できているように見えるのですが、実はこの方法でも材料は地面からの湿気の影響を受けます。テント素材は基本雨をはじく素材なので、内側から湧き出る湿気も中に閉じ込めてしまいます。するとどうなるか?材料が湿気ってしまい、木材なら反りに繋がってしまいます。また、ジトジトした材料には虫も湧いてしまいます。もちろん雨の中置いておくよりは断然良いのですが、この方法がベストかというとそうではありません。ではAokenでは材料をどうやって現場で管理しているのか?それは、とにかく「家の中」に入れて保管するようにしています。わたしたちはスタッフ全員が大工で、自分たちで家を造っているからこそ「もうそろそろこの材料が必要だ」「もうボチボチこの材料を置いておくために場所を作るか」と、現場に入っているからこそ必要な材料を必要なタイミングで現場に入れることができるので、とにかく室内に全ての材料を入れて作業をしていきます。これがなんだかんだ言って一番雨の影響や湿度の影響を受けづらいのです。ただ、この方法は自分たちで現場施工、現場管理をする大工工務店だからこそできることです。「営業が上手な会社」ではなくて「家づくりが上手な大工」で家を建ててもらうと、丈夫で長持ちする家が建ちますよ。